「外壁塗装は助成金で安くできる!」といった広告をよく見かけませんか。
本当に?いくら安くなるの?と気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
外壁塗装の助成金とはどんな制度なのか、いくらもらえるのか、日本全国の市区町村すべてのHPへアクセスし、外壁塗装の助成金情報をリサーチしてきたヌリカエ編集部が解説します。
※助成金は多くの場合、先着順になっています。申請可能な助成金をできる限り早く調べて、申請することをおすすめします。
外壁塗装の助成金・補助金でもらえる金額
支給金額の目安は10万円ですが、場合によってはさらに多くの金額をもらえる可能性があります。
※通常の助成額が高額な自治体
▼参考:赤平市
https://www.city.akabira.hokkaido.jp/docs/2013010900060.html
※空き家の外壁塗装を行う場合
▼参考:大阪市
https://www.city.osaka.lg.jp/toshiseibi/page/0000470652.html
※耐震改修を同時に行う場合
▼参考:柴田町
https://www.town.shibata.miyagi.jp/index.cfm/75,26723,134,378,html
もらえる金額は自治体によって異なるため、お住いの自治体の助成金情報をチェックしてみてください。
外壁塗装の助成金・補助金がもらいやすい人の特徴
外壁塗装の助成金をもらいやすい人にはいくつか特徴があります。
計画を立てている人
ほとんどの助成金には募集期間があり、多くは「年度はじめの4月~翌年4月」「4月から12月まで」のどちらかに当てはまります。
また、ほとんど自治体では工事前の申請が必要です。
POINT
- 募集期間を確認しながら、外壁塗装の計画を立てましょう
最新情報を細かくチェックできる人
助成金は先着順かつ予算がある場合が多く、「定員や予算に達した場合は、予定より早く受付終了」となります。
受付期間内であっても助成金を申請できないこともあるのです。
POINT
- 最新の募集情報を調べましょう
早めに地元の業者に相談する人
助成金を申請する際は、公的な証明書をはじめ、「外壁塗装の見積もり書」も必要になります。
また、助成金の支給条件として、「市区町村内の業者に依頼する」という条件を設ける自治体が多くあります。
早めに地元の優良業者の目星をつけることが重要です。
POINT
- 地元の業者へ早めに連絡をして、見積もりを取っておきましょう
外壁塗装の助成金・補助金を受け取るコツ
外壁塗装の助成金は公的な制度であるため、受け取りまでのハードルが高いことも事実です。
そこで重要になってくるのが、担当窓口に問い合わせするということです。
手間に感じるかもしれませんが、申請前に事前相談することを支給条件にする自治体もあるほか、直接お問い合わせすることで、利用時のアドバイスを受けることもできます。
助成金の利用を検討されている方は、まず担当課の窓口に問い合わせすることをおすすめします。
担当窓口をはじめ、全国の自治体の助成金情報をこちらのページでまとめています。
▼「お住まいの地域の助成金情報」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>全国で使えるリフォームの補助金・助成金一覧
外壁塗装に助成金・補助金はなぜある?
外壁塗装には、「省エネ効果」「すでにある住宅の利用促進や地域活性化」の効果があるため助成金があります。
例えば、遮熱塗料と呼ばれる塗料を使えば、室内の温度上昇を抑制することができます。
また、外壁塗装には住宅を長持ちさせるほか、地域経済の観点に立つと、外壁塗装を行うことによって地元業者の仕事量が増えたり、雇用が創出されて、地域経済が活性化も促進されます。
外壁塗装にはこのような効果があるため、助成金・補助金があるのです。
助成金・補助金以上に外壁塗装を安くする方法
助成金・補助金以上に外壁塗装を安くする方法があることをご存知でしょうか?
誰でも簡単に実践できる方法を、最後に3つ紹介します。
火災保険を利用する
実は、火災保険を適用できた場合、外壁塗装が無料になる可能性があることをご存知でしょうか?
以下のような条件を満たせば、火災保険を申請し、保険適用された場合に、保険金を活用して外壁塗装の一部の費用負担が軽減できるケースがあります。
- 外壁・屋根の破損が災害によるものであること
- 被災から3年以内に申請を行うこと
- 工事費用が火災保険の免責金額を超えること
▼「火災保険を使って外壁塗装を安くする方法」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>外壁塗装に火災保険を適用するための条件は3つ!申請の流れ・注意点・業者を選ぶポイントまで徹底解説
コスパのよい塗料を使う
例えば、高級塗料(無機塗料やセラミック塗料)を使った場合と、コスパの高い塗料を使った場合では、工事費用が最低でも20万円以上は変わってきます。
高級塗料は長持ちし、長期的な維持費を抑えることができるため、施主の利益になると考える業者から提案されることがよくあります。
工事費用を安くしたい人は、コスパに優れた塗料の見積もりを出してもらうようにしましょう。
※安すぎる塗料は耐久性が極端に低く、すぐに再塗装が必要になるためおすすめできません。
▼「外壁塗装のコスパ」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>外壁塗装コスパ最強の塗料は?ライフプランに合わせた塗料の選び方と助成金について
相見積もりをとる
外壁塗装は業者によって費用が何十万円と変わってくることがざらにあります。
ハウスメーカーに依頼すると中間マージンが発生し、詐欺業者に引っかかってしまった場合は、相場よりも高額な費用を請求されます。
相見積もりを取れば、適正金額を把握できるほか、価格競争が生じて見積もり金額を下げることもできます。
当窓口「ヌリカエ」でも全国1000社以上の優良塗装業者のネットワークから、お客様のご要望に沿う塗装業者を複数社ご紹介することができます。
もちろん利用は完全無料なので、まずは相談だけでも行ってみてください。
▼「相見積もり」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>外壁塗装の相見積もりは何社に頼むべき?注目すべき見積もりの内訳とは
まとめ
工事の資金繰りが厳しい方にとって、助成金は費用を抑える方法として有効な手段です。
助成金を利用するためには、受付期間・支給条件など自治体の制度内容を確認することが重要になります。
制度の内容は自治体ごとに異なりますので、まずはお住いの自治体の制度について調べてみましょう。
「工事する目途は立っていないけど、助成金がもらえるかどうか知りたい」「うちの場合、支給条件を満たせるかどうかわからない」方は、下記のツールで助成金が支給されるかどうかを簡単にお調べすることができますので、こちらもご活用いただければと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
※動画でも外壁塗装の助成金について解説していますので、こちらも合わせてご参考にしてください。監修者:深川 真樹(ふかがわ まさき)
一般社団法人日本住宅保全協会の理事長。家の価値を守る・高めるための保全活動や、暮らしやすい住まいを維持するためのさまざまな活動に従事。 ▼略歴・プロフィール ▼一般社団法人日本住宅保全協会WEBサイト |