ツートン外壁をおしゃれにするためには?46の事例やダサくない色・塗り分け方を解説!

  • 【更新日】2025-01-09
外壁ツートンおしゃれ

本記事では、一戸建てのリフォームや新築に向けてデザインを検討中の方に向けて、

  • ツートンカラーの戸建てデザイン46例
  • 失敗しない色の決め方
  • 色の組み合わせに迷ったときの考え方
  • ダサくならない!おしゃれな塗り分け方法

などについて、写真とともに分かりやすく解説しています。

先に一番大事なポイントを説明すると、ツートン外壁はメリハリを出すことが失敗しないコツです。色の面積、濃さ、明るさなどすべてにおいて、メリハリづけに失敗すると途端にカッコ悪くなってしまいます。

少し難しそうですが、ご安心ください。今からツートンカラーのデザイン例や失敗しないコツなどについて具体的に解説してまいります。

▼外壁のおしゃれな配色・色選び全般について知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

Point
  • ツートン外壁には建物を広く・高く・細く見せる効果がある
  • ツートンに使う2色は「同色系から2つ」か「好きな色と“白”」が基本
  • 2色の明度差や面積差を大きくするのがコツ

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おしゃれなツートンカラー外壁46選

まずは、ツートンカラーで塗装した戸建ての外壁の事例を写真で見ていきましょう。

配色で使用した2色に注目して例を挙げ、ポイントを解説します。

白×黒

白と黒は、ツートンのなかでも人気な鉄板組み合わせ一つです。この事例では、玄関回りを白、そのほかを黒とすることでメリハリかつおしゃれなツートンになっています。

黒の比重を大きくとることで、シックな印象が際立っています。

コチラの事例の施工費用は、249万円です。

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こちらは1階と2、3階の外壁を黒、それ以外を白にした事例です。

建物正面からみると黒の割合が多く、側面から見ると白と割合が多いという2つの顔をもつ外観に仕上がっています。

コチラの事例の施工費用は、249万円です。

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黒を基調として、建物の一部分を白いストライプであしらった外壁です。

ツートンとしては2色の割合が極端な例となりますが、お互いの色が際立つためワンポイントがおしゃれになります。このように、一部分のみを塗り分けるツートンも人気です。

コチラの事例の施工費用は、199万円です。

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建物の四隅と一部を黒に、そのほかを白に塗り分けたツートン外壁です。このように、縦に色を塗り分けるパターンもに人気となります。

黒い部分はレンガ調、白い部分は横ストライプを入れることで、派手さをおさえつつおしゃれな外観に仕上がっています。

コチラの事例の施工費用は、99万円です。

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ベージュ×グレー

ベージュとグレーは、外壁の色として常に上位にくる人気色です。そのため、街中でもベージュ。グレーの外壁の家は良くみられます。

この事例では、1階部分をベージュ、2階部分をグレーに塗り分けています。階数で色分けをするツートン外壁は、シンプルながら飽きの来ない外観になるでしょう。

コチラの事例の施工費用は、199万円です。

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玄関回りと玄関から縦に続く方向にグレーを、そのほかをグレーベージュで塗り分けたツートン外壁です。

周囲から目立つ入口をグレーにすることで、家の印象が一気にシックな感じになります。

コチラの事例の施工費用は、119万円です。

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こちらは、玄関回りと側面をブラウンベージュ、それ以外の部分をグレーにしたツートン外壁の事例です。

先ほどは玄関回りが濃色でしたが、ことは明るい色味にすることで華やかな印象になっています。

コチラの事例の施工費用は、119万円です。

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ブラック×グレー

ブラックグレーは、同系色ながら彩度が違うためシックで落ち着きのある印象ながらおしゃれなツートンにできます。

コチラの事例は、四隅をグレーにすることで、家の際が目立つツートン外壁です。端正な佇まいである印象を受けるスタイルといえるでしょう。

コチラの事例の施工費用は、249万円です。

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こちらの事例は、付帯部分を黒、それ以外をグレーにすることでまとまりがありながらポップな印象も感じられる外壁になっています。

コチラの事例の施工費用は、149万円です。

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こちらは、付帯部を黒、それ以外の箇所を黒とグレーであしらった模様をもつツートン外壁です。

ツートン外壁では、色だけでなく壁面に模様をつけることでもおしゃれになります。模様をつける分、情報量が多くなり派手さやまとまりのない印象となりがちですが、同系色の組み合わせであれば統一感を出せます。

コチラの事例の施工費用は、167万円です。

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白×グレー

白とグレーも、ツートン外壁では人気の組み合わせです。

ネイビーに近いグレーと白を組み合わせることで、重厚感を残しながら暗くなりすぎず、清潔さの印象もある外観になっています。

コチラの事例の施工費用は、149万円です。

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青みの強いグレーを基調としつつ、2階部分の一部をオフホワイトでツートンにした事例です。

グレーでも多彩な色味があるため、選ぶ色によっては様々なデザインや印象を出すことができます。

コチラの事例の施工費用は、149万円です。

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正面をグレー、側面と2階の一部を白にした事例です。

見る角度によって色が変わるため印象が異なるため2つの表情をもつ外観になります、側面の中心をグレーのストライプを入れているため、ワンポイントとなりおしゃれです。

コチラの事例の施工費用は、119万円です。

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外壁の大部分を明るいグレー、1階と2階の軒天付近を白で塗り分けたツートン外壁です。

影ができがちな軒天回りを白にすることで、建物全体が暗くならず明るい印象にできます。

コチラの事例の施工費用は、199万円です。

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1階部分を異なる表情を持つ2色のグレー、2階部分を白にしたツートン外壁です。

ツートン外壁は2色が基本ですが、このように同系色+1色を組み合わせた3色の塗り分けもおしゃれになります。

コチラの事例の施工費用は、149万円です。

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白×クリーム

白とクリーム(ベージュ)は、良くみるツートン外壁の一つです。

同じような色味のため統一感を出しながら、建物全体を洗練された印象や明るい表情にできます。基本的な塗り分けパターンは、1階と2階で色を変えるパターンです。

コチラの事例の施工費用は、119万円です。

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コチラの事例も、先ほどと同じように1階と2階で色分けしています。

より濃色であるベージュを1階に塗ることで重心が安定する印象があり、落ち着いた雰囲気になるでしょう。

コチラの事例の施工費用は、149万円です。

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白×青

白と青は、最近人気の北欧風といった見た目にも近いことから、人気な組み合わせの一つです。

色見は、このようにオフホワイトとネイビーに近い青が基本となります。この事例の場合は建物の左右で塗り分けしているため、見る角度や日の当たり方で様々な表情がみれるデザインです。

コチラの事例の施工費用は、119万円です。

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こちらは白を基調として、2階部分の一部と建物真ん中に青で塗り分けたツートン外壁です。

2階のテラス回りを直線的に青くすることでおしゃれな印象になっています。

コチラの事例の施工費用は、119万円です。

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爽やかな明る青色と白のツートン外壁です。

明るい青色を使ったツートン外壁はあまりみかけませんが、地中海など南欧を思い起させる印象や雰囲気になります。

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こちらも先ほどの事例と同じく、明るい青色と白を組み合わせたツートン外壁です。

青の塗り分け箇所を離すことで、よりポップな印象に仕上がっています。

コチラの事例の施工費用は、119万円です。

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白を基調として、四隅と2階の一部をネイビーに塗り分けたツートン外壁です。

四隅でネイビーを塗る範囲を広めにとることで、よりポップさが目立つ印象になっています。

コチラの事例の施工費用は、119万円です。

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こちらは、ネイビーを基調として、四隅とテラス部分などを白に塗り分けた事例です。

基調とする色が濃色のため、随所に塗った白が差し色になりおしゃれさが増しています。

コチラの事例の施工費用は、119万円です。

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グレー×青

ネイビーと、四隅や一部の直線にグレーを塗ったツートン外壁です。

軒天部分にある模様をグレーにすることで、シックながらおしゃれな印象になっています。

コチラの事例の施工費用は、119万円です。

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タイル状のグレー外壁に、爽やかな色味の青を組み合わせたツートンです。

重くなりがちなグレーですが、このように模様や明るい色と組み合わせることで落ち着きがありつつおしゃれな印象に仕上がります。

コチラの事例の施工費用は、149万円です。

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ブラウン×ベージュ

ブラウンは、ベージュと同じく暖色系のため温かみがあることから人気な色です。

ベージュと組み合わせることで、温かみを生かしつつおしゃれなツートン外壁にできます。

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ベージュとを基調としつつ、チャコールに近いブラウンを組み合わせたツートン外壁です。

建物の中央部はブラウンのストライプをあしらうことで、スタイリッシュかつおしゃれなデザインになっています。

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こちらは、ブラウンを基調として2階部分をベージュにしたツートン外壁です。

同じ暖色系としてまとまりがあり、お互いの色を邪魔しないためツートンとして鉄板の組み合わせです。

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こちらは、建物の左部分をベージュに、右側をダークブラウンに仕上げた事例です。

同じ建物でも、このように色を変えることで違った印象になります。

コチラの事例の施工費用は、149万円です。

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ブラウンを玄関の上部から軒天付近までワンポイントであしらったツートン外壁です。

ツートンの配色割合は、7:3が基本ですが、このようにワンポイント的なかたちで塗り分けるのもおしゃれになります。

コチラの事例の施工費用は、119万円です。

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ブラウン×白

ブラウンと白もツートン外壁で良く使われる組み合わせです。

ブラウンは濃色ですが、黒よりも彩度が高いため重くなりすぎないというメリットがあります。温かみもあるため、ファミリーにも人気です。

コチラの事例の施工費用は、149万円です。

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建物の1階部分と2階にあるテラスにブラウンを、それ以外の箇所に白を塗り分けたツートン外壁です。

建物の正面から塗り分けがはっきりとみえるようにすることで、ツートンが際立っている印象をうけます。

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1階と2階を基準として、2階の半分までを明るいブラウン、上の部分をオフホワイトで塗り分けたツートンです。

ベランダの手すりなどの直線部分を黒にすることで、シャープさが加わりおしゃれな印象になっています。

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ブラウン×青

ブラウンと青も北欧チックな見た目で、落ち着きのある印象がある人気な組み合わせです。

こちらは付帯部をブラウンにすることで、ワンポイント的なかたちでよりおしゃれな印象になっています。

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こちらは、建物の一角をブラウンに、それ以外は青を基調としたツートン外壁です。

建物の飛び出している部分を基準として塗り分けることで、建物の形の個性が引き立つツートンになります。

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こちらは、青と基調としてブラウンをテラス部分は付帯部に塗り分けたツートン外壁です。

青とブラウンは、周囲からも浮かず、かつ個性を出せる外壁となります。

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グリーン×ベージュ

ホワイトに近いベージュとグリーンを組み合わせたツートン外壁です。

濃いグリーンで塗ることで、悪目立ちせずおしゃれな外観に仕上がっています。

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爽やかなミントグリーンとイエローベージュで塗り分けたツートン外壁です。

目立つミントグリーンを3割程度の比率に抑えることで、派手すぎすおしゃれな外観になっています。

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爽やかな若草色のグリーンを基調としつつ、内側をベージュに塗り分けたツートン外壁です。

ベージュを組み合わせることで、一面を同じ色にするよりも落ち着きがある印象に仕上がっています。

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黒×木目調

家によっては、一部が木目調になっているものもあります。その場合、木目調部分は塗りつぶさず他の部分の色を変えることになるでしょう。

木目調と合う色は、黒やグレーなど濃色です。高級感や重厚感を醸し出すことができます。

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レンガ調・石調のツートン

レンガ調や石調の外壁は、色をツートンにすることで一気におしゃれになります。

レンガ調・石調に合う色の王道は、黒とグレー、そしてベージュです。これらの色は、レンガ調の模様や印象を邪魔せず、レンガや石の持つ雰囲気を生かすことができます。

この事例も、ベージュの石調と黒い外壁を合わせることでまとまりがありながらもシックな印象をに仕上がっています。

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レンガ調外壁について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

ベージュ系のレンガ調と同系色の色で外壁を塗ったツートン外壁です。

正面にレンガ調にすることで、洋風な見た目にできます。暖色系で組み合わせているため、温かみを感じられる仕上がりです。

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レンガ調と白のツートン外壁です。レンガの持つ重厚感を残しながらも、軽やかな印象もある印象になっています。

「レンガ調が良いけど重い印象となるのは避けたい」という方は、白や明るいベージュとのツートンを検討してみましょう。

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建物の一部と柱部分にレンガ調を、他の部分を白に塗り分けたツートン外壁です。

基本に近いブラウン系のレンガ調を施していることで、レンガのもつ温かみや重厚感があります。先ほどの例と同様、外壁の大部分を白にすることで、軽やかな印象になっています。

コチラの事例の施工費用は、299万円です。

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白×ベージュ×ブラウン

こちらは、白とベージュにブラウンを組み合わせたデザイン事例です。

ツートン外壁といっても、3色の組み合わせでデザインを考えることもあります。この事例では、階数と建物の形、付帯部ごとに色を決めているため、3色ありながらもまとまった印象になっています。

3色使いの場合は、2色に比べて色がまとまりにくくなりダサくなってしまう危険性が高いため、シミュレーションなどでしっかりと確認しておきましょう。

コチラの事例の施工費用は、149万円です。

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ツートン外壁の塗り分け・6つのパターン

事例を分析した結果、ツートンの配色方法は以下の6通りに分類できました。

  1. 「1階と2階」で水平に塗り分け
  2. 「右と左」で垂直に塗り分け
  3. 「手前と奥」の段差で塗り分け
  4. 「窓の幅」に合わせて垂直に塗り分け
  5. 「建物の角」を垂直に塗り分け
  6. 「一部分」だけを塗り分け

パターンは上のものほどよくあるイメージに、下に行くほど個性やモード感のあるイメージになります。

▼「色別の施工事例」についてもっと詳しく知りたい方はコチラ

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失敗しない色の決め方

おしゃれなツートン外壁にするためには、まず色の組み合わせを決める必要があります。

ダサくならない、おしゃれなツートンカラーの決め方は下記の3つです。

ツートンカラーの決め方
  1. 人気な色の組み合わせから選ぶ
  2. 色の印象・雰囲気から選ぶ
  3. 周囲の風景と同じような色を選ぶ

人気な色の組み合わせから選ぶ

ツートン外壁における色の組み合わせには、人気の高いものが多くあります。どの色にするか考えるときには、人気の色の組み合わせから考えると失敗しにくくなるでしょう。

ヌリカエにおける多数のツートン外壁の施工実績をもとに、色の組み合わせをご紹介します。

順位 色の組み合わせ 施工例 特徴
1位 ベージュ×ブラウン

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ツートンでは最も人気のある組み合わせの一つ。
どちらも暖色のため、温かみや安心感のある印象にできる。
2位 白×グレー

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重厚感や高級感のあるグレーに白を組み合わせることで、
暗い印象になりすぎずおしゃれにまとめることができる。
3位 白×黒

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無彩色同士であるがお互いの色を引き立て合うため、
統一感を出しながらおしゃれな印象を出せる。
4位 白×青

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洗練された印象や爽やかさ演出できる組み合わせ。
北欧風の印象や見た目にできるため人気。
5位 グレー×ブラック

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重厚感や高級感のある色とその色調を変えることで、
重たい印象を避け統一感を出せる。
6位 ベージュ×グレー

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落ち着きのある色の組み合わせで、統一感を出しつつシックな印象にできる。
どちらの色も汚れや色褪せがしにくい色として人気。
7位 白×クリーム

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街中でもよく見るツートン外壁の一つ。
色味を合わせることで、洗練された印象や明るい雰囲気を出せる。
8位 ブラウン×白

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濃色のブラウンと白の組み合わせによって、
黒よりも軽い印象で温かみのある雰囲気を出せる。
9位 ブラウン×青

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どちらも濃色のため、落ち着きがありながら個性的なツートンにできる。
北欧風の見た目にもなることから人気。
10位 グレー×青

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同系色のため統一感を出せる組み合わせ。
グレーの色を濃くすることで、シックな印象を強調できる。

ツートン外壁では「ベージュ×ブラウン」「白×黒」など無彩色の色を組み合わせるのが人気です。

ベージュやブラウンなどの暖色は温かみや安心感黒やグレーなどの寒色は高級感やシックな印象の外壁に仕上がります。

無彩色以外では「青」を使われる方が多いです。特に近年人気の北欧風では「白×青」や「ブラウン×青」の組み合わせで実現できます。

色の印象・雰囲気から選ぶ

色の組み合わせを決めるとき、各色の印象や雰囲気から選ぶようにするとダサくならずおしゃれにまとまります。

落ち着いた印象を求めるなら、グレーやベージュなど、モダンでスタイリッシュな雰囲気を作りたい場合は、ブラック×ホワイトやネイビー×ライトグレーといった色を選ぶと良いでしょう。

同じような印象や雰囲気を持つ色の組み合わせは、お互いが邪魔をせずおしゃれにまとまります

下記は、各色がもつ印象やイメージをまとめた表です。ツートンの色を決める際に参考にしてみてください。

印象・雰囲気
高級感、威厳、モダン、ミステリアス、重厚感
グレー 落ち着き、洗練、控えめ、都会的、バランスの良さ
清潔感、純粋、明るさ、広がり、リフレッシュ
ベージュ 温かみ、自然、安定感、柔らかさ、上品さ
ブラウン 安心感、ナチュラル、温かみ、土地の豊かさ、誠実さ
 青
冷静、信頼感、爽やかさ、広がり、知的
自然、癒し、調和、フレッシュさ、安心感
黄色 明るさ、希望、活発さ、ポジティブ、エネルギー

周囲の風景と同じような色を選ぶ

外壁の色は自分の好きな色や出したい印象やイメージを基準として考えるのはもちろん、周囲との調和も考えることでよりおしゃれなツートンにできます。

建物はそのエリアの雰囲気や印象を左右するものです。そのため、客観的に「おしゃれな家」としてまとめるためには、周囲の風景と同じような色調をもつツートン外壁も検討してみてください。

例えば、周囲の家はベージュやホワイト系の外壁が多いなか、一軒だけ赤とグレーの外壁を持つ家があるとします。その場合、人によっては「悪目立ちしている」「落ち着きがない」といった印象を持たれる可能性もあるでしょう。

ツートン外壁を検討する際には、まずご自身の希望する色やイメージを優先にしつつ、周囲の家や雰囲気も含めて考えてみるのも一つの手です。

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色の組み合わせに迷ったときの考え方

外壁の色は、一度決めたら後からの変更は難しくなってしまいます。そのため、ツートンにする場合は「どの色を組み合わせればよいか決められない」とお悩みの方も多いかと思いでしょう。

ツートンカラーの組み合わせに迷ったときには、下記2つの黄金パターンをもとに考えると失敗しません。

ツートンカラーの組み合わせの黄金パターン
  1. 同系統の「濃色」と「淡色」の2色で考える
  2. 「好きな色」と「白」の2色で考える

それぞれ詳しく解説します。

「濃色」と「淡色」の2色で考える

同色系の2色をつかった外壁

ツートン外壁でもっとも基本的なパターンは、同じ色合いの「濃い色」と「淡い色」の2色を使うものです。

例えば、

  • 茶系統の「こげ茶」と「ライトベージュ」
  • 赤系統の「紅色」と「薄紅梅(うすこうばい)」

といったように、色相は揃え、濃さや明るさはぐっと変えた2色をツートン外壁に使うと、ほぼ失敗しません。

例えば、『ブラウン』を使いたければもう1色は「ベージュ」や「キャメル」、『ネイビー』を使いたければ合わせるのは「水色」「コバルト」などが選択肢となります

色相とは?


色相とは、赤・青・黄色といった“色み”の違いを表す言葉です。例えば、青と水色は同じ色相、青と赤は違う色相と言えます。
好きな色や使いたい色がある人は、その色の同色相から2色をツートンカラーに採用するとよいでしょう。

同色系ツートンの例:こげ茶とライトベージュ

ブラウンとベージュのツートンカラーの家

画像出典:ケイミュー

ブラウン系統の濃茶と淡色は、ツートンカラーの王道とも言える組み合わせ。
あなたのご近所でも、この2色のツートン外壁は数多く見つけられることと思います。

上図の住宅のように、濃いめの茶色と薄めのベージュがどんな周囲の家とも景観とも違和感なくマッチします。

「好きな色」と「白」の2色で考える

さまざま色と白を組み合わせたツートン外壁

もうひとつのツートンカラーの基本パターンは、「好きな色」と「白」の2色です。

数ある色の中でも、明るい白(ホワイト)は、どんな色とツートンにしても違和感なくマッチする、使いやすい色です。
色の濃さ、明るさ、色みを問わず、ほぼすべての色と組み合わせて成立します。

希望の色みがある場合、同色系のツートンでピンとこなかったら、白との組み合わせをぜひ試してみましょう。

白と組み合わせたツートンの例:ベージュと白

白とベージュのツートン外壁の家

画像出典:ケイミュー

1階部分を明るいベージュ、2階部分の正面を白で塗装した例。この2色を組み合わせた住宅も、非常に定番で人気があります。

白との違いをはっきりつけるため、1つめの例よりもベージュがやや濃い目になっています。また、白の部分はなめらかな質感、ベージュの部分はやや立体的な模様があり、単調な印象にならないよう工夫されいます。

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おしゃれなツートン外壁に仕上げるコツ7選

基本の成功パターンがわかったところで、今度はデザインのうまくいったツートン外壁に共通する具体的な秘訣を見てみましょう。

事例とその中にあるルールを知ることで、センスのよい配色を自分で作り出すことができます。

2色の面積差にメリハリをつける

2色の面積差がほとんどないツートン外壁は、メリハリのない印象を与えてしまいがちです。加えて、建物をツートンで塗装するメリットである立体感や大きさを演出する効果も小さくなります。

面積比をつけたツートン外壁と、比率の近いツートン外壁

対して、画像の左のように色の比率に差をつけたほうが、暗い色がリアルな影のように見えるので、家が実際よりも広く・高く感じられるようになります
ツートンカラーで外壁を塗装するときは、色のバランスを均等にせずに「7:3」程度の面積比になるようにしましょう。

2色の明度差をはっきりつける

下の図のように明度にあまり差がない場合は、ツートンカラーによる錯視効果が生まれず、統一感が無いだけの残念な仕上がりになってしまいます。

明度差のないツートンカラーの組み合わせ

対策としては、片方を「ベース」、もう片方を「アクセント」と設定し、使用面積にはっきり差をつけましょう。バランスは、下図のようにベースカラーは明度の高い白に近い色、アクセントカラーは明度の低い暗い色にすると失敗しません。

明度差のあるツートンカラーの組み合わせ

明度にしっかり差があることにより、家の印象にメリハリが生まれます。

同じ色味で彩度の違うものを組み合わせる

お気に入りの色やスタイルが決まっている場合は、同じ色味でかつ彩度の違うツートンも検討してみましょう。

同系色は色が散らからないため、統一感を出せます。ツートンは色や配色によって一気にダサく見えてしまうこともあるため、間違いない選択として同系色の組み合わせがおすすめです。

色の組み合わせに迷った場合は「基準になる色」+「彩度の異なる色」でツートンを作るとよいでしょう。

淡い色をベースカラーにする

ツートン外壁で人気なスタイルの一つに北欧風があります。

北欧風では彩度の高い色を使わず、いわゆるパステルカラーといった淡い色をベースにツートンをつくることが特徴です。そのため、北欧風にしたい場合は淡い色を基準にしたツートンにしましょう。

色味とその組み合わせの例として、グレーオフホワイト×黄色・黄緑、ベージュ×グリーンなどの色があります。

使う色は最大3色までに絞る

ツートンカラーにする場合、色は多くても3色までにしましょう。色が多くなるほどまとまりがなくなり、雑多な印象になってしまうからです。

また、3色にする場合も各色の比率に注意してください。3色の場合は「ベースカラー」「アソートカラー」「アクセントカラー」となりますが、この配色比率をそれぞれ70%・20%・10%にするのがおすすめです。

「アクセントカラー」は外壁の小さい箇所、例えば窓枠や玄関回り、軒天などワンポイント的に塗るのが良いでしょう。一部分にアクセントカラーを入れることで、まとまりを出しつつ個性やスタイルを際立たせることができます。

ビビッドカラーの面積は小さめに

鮮やかな色・原色に近い目立つ色を使いたい方向けのコツです。

例えば、ピンクが好きで外壁に取り入れたいという場合、右の家のように広い面積に使うのはNGです。左の家のようにピンクの範囲をぐっと絞ると、悪目立ちしすぎず、華やかでポップな印象になります。

鮮やかな色をおさえた外壁と、使いすぎた外壁

リフォームをお考えの方の中には華やかな色が好きで、アクセントカラーに原色に近い色を使いたい方もいるでしょう。その場合は、基本の比率よりさらに差をつけた「ベース:アクセント」が「8:2~9:1」の比率に抑えたほうがバランス良く仕上がります。

雨樋や軒天などの付帯部の塗り分けも考える

忘れがちですが、外壁塗装では雨樋や軒天、窓枠など外壁以外の付帯部も一緒に塗装します。外壁をツートンにする場合、この付帯部の色や配色も重要です。

付帯部によっては塗装できないケースもあります付帯部の塗り分けについて考えないでいると、色を塗る段階になってイメージと大きく異なる配色にならざるを得なくなってしまう可能性があるでしょう。

付帯部も一部分だけ見れば大きくはありませんが、外壁全体でみるとそれなりの面積になります。特に雨樋は外壁回りを1週しているため、色によっては見た目の印象が大きく変わるでしょう。

ダサくならない!おしゃれな塗り分け方法

外壁をおしゃれなツートンにする場合、色味やその組み合わせと同じくらい、塗り分け方が重要になります。

ダサくしないためには、下記のいずれかのパターンで塗り分けると失敗しません。

レンガ調外壁の種類
  1. 1階と2階で水平に塗り分け
  2. 左右で垂直に塗り分け
  3. 「建物の角」を塗り分け
  4. 「一部分」だけを塗り分け

それぞれの塗り分け方について、写真付きで詳しく解説します。

1階と2階で水平に塗り分け

1階と2階で水平に塗り分ける方法はツートンデザインの中でも非常に人気が高く、建物全体に落ち着きと安定感のある印象になります。様々な色やその組み合わせに合う、王道のツートンパターンです。

1階部分を濃色、2階部分を明るい色にすると建物が重厚感を持ちながらも軽やかな印象に仕上がるでしょう。反対に、1階部分を明るい色に、2階部分を濃色すると建物の高さを強調することができます。

色の組み合わせには、ホワイト×グレーやベージュ×ブラウンなどのナチュラルカラーが取り入れやすいです。個性的なイメージを求める場合は、ネイビーやダークグリーンなどの深い色もおすすめです。

この方法はシンプルながらも建物の印象を大きく変えられるため、初めてツートンカラーに挑戦する方にぴったりです。

【1階と2階で水平に塗り分けた事例】

左右で垂直に塗り分け

左右で垂直に塗り分けるデザインは、モダンで個性的な印象を与えることができます。塗り分けのラインが縦になることで視線が上方向に誘導され、シャープな印象やダイナミックな印象を作り出すことが可能です。

特に、左右で異なる形の構造を持つ家や、縦に長い家は左右で垂直に塗り分けるツートンが際立つでしょう。

色の組み合わせは、ブラック×グレーといった濃色同士や、ネイビー×ホワイトなど無彩色×暗めの青やベージュなどがよく採用されます。例えば、ラックとホワイトのモノトーンカラーはスタイリッシュな雰囲気に、ネイビーとライトグレーの組み合わせは落ち着きや上品さを演出できるでしょう。

ただし、色の選び方次第では主張が強くなりすぎる場合もあるため、周囲の景観や家全体のデザインバランスを考慮することが大切です。

【左右で垂直に塗り分けた事例】

手前と奥で塗り分け

建物の手前と奥で塗り分ける方法は、奥行き感を強調し建物の立体感を引き立てる効果があります。立体感が増すことで、家全体が大きく見えることや、陰影がはっきりするため高級感を出すことが可能です。

特に、前面にバルコニーや柱によるでっぱりがある家と相性のよい塗り分けパターンとなります。

ブラックやグレーなど濃色やベージュなどのナチュラルな色の組み合わせだと統一感が増すためおすすめです。また、レンガ調や木目調などを取り入れることでモダンな中にも温かみのあるデザインにできるでしょう。

【手前と奥で塗り分けた事例】

「建物の角」を塗り分け

建物の角部分を異なる色で塗り分けるデザインは、シンプルながらもスタイリッシュで目を引く外観にできます。縦のラインを強調することで建物の高さが際立たせることが可能です

色の選び方次第でさまざまな雰囲気を演出でき、ホワイト×ブラックの組み合わせはクールで都会的な印象を、ベージュ×ブラウンは落ち着いた自然な印象を与えます。

また、角の塗り分けは建物全体の配色バランスを整える役割も果たすため、他の部分で大胆な色を使用しても調和が取りやすいです。適度なアクセントをつけることで、おしゃれなツートン外壁にできます。

【「建物の角」を塗り分けた事例】

「一部分」だけを塗り分け

一部分だけを塗り分ける方法は、外壁デザインに個性を加えたいときに最適です。

特に、玄関周りやバルコニー部分など、目立ちやすい箇所を異なる色で塗ると、建物全体のデザインにアクセントが生まれます

例えば、ファサードの中央部分を濃い色にして両サイドを明るい色にすると、視覚的に引き締まった印象になるでしょう。また、暖かみのあるオレンジなどの暖色を取り入れることで、親しみやすさを演出することも可能です。

一部分だけで塗り分けるツートン外壁は、少ない塗料で大きな変化をうみだすことができます

【「一部分」だけを塗り分けた事例】

外壁のデザインを決めるときの注意点

ツートンカラーを使う・使わないに関わらず、家の色やデザインを決定する前に確認しておきたいポイントを最後に解説します。

カラーシミュレーションで色を確かめる

エスケー化研「塗り替えシミュレーション」画面

塗料メーカーや外壁材メーカーのウェブサイトには、デザインのシミュレーションページが用意されています。
外壁の色や塗装デザインを最終決定する前に、シミュレーターで色や塗り分けのパターンをいろいろ試しておきましょう

おすすめのカラーシミュレーターは、エスケー化研のウェブサイトにある「住まいの塗り替えシミュレーション」です。
その理由は、操作が分かりやすいこと、戸建ての形状や色の種類が豊富なことと、候補となる色が決まったあとに塗料の色番号が分かることです。

「カラーシミュレーション」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「調査してわかった!外壁カラーシミュレーションのおすすめ4選+α」

色見本はA4サイズのものを使う

A4サイズの塗り板

塗料を選ぶ際に、施工店からは無料で冊子タイプのカラーサンプルがもらえると思います。
しかし、色の最終決定は冊子タイプのものではなく、A4大の「塗り板」と呼ばれるサンプルを取り寄せて、実際に屋外で見たり、自宅の壁に立て掛けて色の見え方をチェックしましょう。

塗り板は無料ではなく500~1,000円程度の料金がかかるのが通常で、取り寄せにも1週間前後かかるのが通常ですが、仕上がりに後悔しないためにも使うほうがオススメです。

ドアやサッシの色が変えられない場合も想定する

ドアや窓枠の塗装は、外壁塗装の工事には通常含まれていません。
サッシ等は外壁塗装時の養生の下に隠れてしまう部分であり、塗料も外壁と共通ではないため、同時に作業ができないからです。

玄関ドアやサッシの色が変えられることを前提に、プランを立てないほうがよいでしょう。

なお、サッシの塗装にかかる費用は1箇所につき3~6万円が目安で、作業期間も外壁と分ける必要があります。
そのような背景があるためか、ほとんどの方はサッシの色はそのままで住み続けます。

「アルミサッシの塗装」について詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。
>>「塗装を長持ちさせる!アルミサッシの塗装は7つの工程を丁寧に」

塗装技術が高い業者に依頼する

外壁の色やデザインを決めただけではまだ半分。実際におしゃれに仕上がるかどうかは、業者の腕にもかかっています。

腕が良くて信頼できる塗装業者に心当たりがない場合は、地域で3~4社ほどから相見積もりをとって、実際の業者と接してみるのが地道ながら有効です。

訪問した担当者の説明の分かりやすさ、質問や要望に対する対応力、担当者の人柄、工事費用など、対面でないと分からない要素を比べて、今後10年以上の家のデザインを託せる業者を見極めましょう。

なお、当記事の料金おためし計算ツール を通して相見積もりをとることもできます。
フォームからお申し込みいただくメリットとして、あなたの地元ですでに実績のあるの優良業者を最初からご紹介できることと、選ばなかった業者への気まずい断りの連絡を当社が代わりに行います

この記事が参考になったら、ぜひご利用いただけると幸いです。