雨樋修理は自分でDIYできる?業者に依頼した場合の費用相場や自分で修理できる補修方法も解説

  • 【更新日】2024-11-21
雨樋修理は自分でDIYできる?業者に依頼した場合の費用相場や自分で修理できる補修方法も解説

本記事は、ご自宅の雨樋の修理が必要になった方に向けに、以下のような疑問を解決いたします。

  • 雨樋の修理費用の相場
  • 雨樋の修理は自分でできるか?
  • 雨樋の修理を自分で行う方法・手順

 

Point
  • 高さが「1階部分の軒」までなら雨樋修理は自分でできる
  • 費用相場は、雨樋の補修で約1万~3万円、雨樋の塗装で約3万~5万円、雨樋の部分交換で約1万~10万円、雨樋全体の交換で約30万~70万円

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小林成光(コバヤシマサミツ)さんのプロフィール写真 監修者:外装劣化診断士 小林 成光

600件以上の現地調査を実施する過程で得た専門性を生かし、日本発のネット見積もりシステムでビジネスモデル特許を取得。ヌリカエにて、外装工事の専門家として、顧客・加盟企業のサポート・コラムの監修に従事。 ▼略歴・プロフィール
「監修者|小林 成光(株式会社Speee)」

雨樋修理はDIYできる?どこまで自分で修理できる?

自分で雨樋修理できるのは「低所の詰まり」のみ

雨樋のトラブルのうち、業者を呼ばずに解決できる可能性があるのは「原因が詰まり」かつ「発生部位が低所」の場合のみとお考えください。
それ以外は作業の危険度が上がるため、業者に修理対応を依頼するようにしましょう。

「低所」とは、高くても一階部分の屋根に接する雨樋を目安にしてください。

雨樋修理のDIYに必要な費用と道具

修理内容 費用目安
雨樋の清掃 0円
雨樋の部分修理 1万~2万円
雨樋の全体交換 3万~10万円 ※DIY非推奨

雨樋修理をDIYするメリットは費用が少し安く済むこと」です。
修理作業はただパイプを買ってきて交換するだけではなく、工具も必要です。

工具を持っておらず一から買い揃える場合は、プロの業者に頼んだ場合の費用とほどんと差が出なくなるかもしれません。

雨樋修理のDIYに最低限必要な道具

『どうしても雨樋修理をDIYで行いたい』『専用工具を知りたい』という場合は「雨樋ペンチ」(約3,700円~)、「塩ビカッター」(約4,000円~)、「金属鋸」(約2,500円~)などの工具をホームセンターや通販サイト探してみてください。

  • 縦樋・横樋
  • エルボ(90度折れた接続部品)
  • 継ぎ手(真っ直ぐな接続部品)
  • 軍手
  • 雨樋ペンチ
  • 塩ビカッター
  • 金属のこぎり
  • 脚立・作業足場

高所の雨樋修理は業者に依頼しよう

雨樋は、外壁材や屋根材に比べれば重量もなさそうだし、新しい部品があれば素人でも交換作業ができそうなイメージがあります。
しかし、私共としては「雨樋の修理を住人が無理に行うべきではない」と強くご注意を申し上げます。

雨樋の修理作業は、高所かつ広範囲になります。
工具を落として家や人を傷つけてしまうだけでなく、自分が作業中に脚立から落ちてしまう危険は無視できません。

そのため雨樋修理は簡単に思えて実は難しく、作業中・作業後のリスクも大きいと言えるのです。

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雨樋の症状別の修理方法

雨樋によく起こる異常と想定される原因、対応する修理方法を以下にまとめました。

「雨樋の水あふれ」の修理方法

出典:石川商店

屋根のふちについている雨樋(集水器)から、雨水が直接地面に溢れてしまっている場合、雨樋に落ち葉などのゴミが溜まっていてるせいで、水の流れが止まってしまった状態だと考えられます。

発生箇所が一階部分の屋根の雨樋であれば、作業の危険も少ないため自分で掃除して解消できるでしょう。
脚立を使って水が溢れる部分をチェックし、自分でゴミを取り除いてもOKです。

二階以上の高さの場合は、高所で危険なため業者に点検を依頼することをオススメします。

「雨樋から水が出てこない」場合の修理方法

出典:H&C

屋根側の雨樋から水が溢れていないのに、地面側にある出口から水が出てこない場合は、縦樋のどこかに詰まりが起こっていると考えられます。

この場合はまず、雨樋を傷つけないように注意しながら、届く範囲で棒や工具を縦樋に入れて詰まりを探ってみましょう。 異常が解消しなければ、異常はある程度高所にあると思われます。
業者に依頼して点検・修理を受けましょう。

「雨樋の穴空き」の修理方法

雨樋に穴があいている原因には、経年劣化が最も高い可能性で考えられます。
業者に依頼して、劣化している部分を交換してもらいましょう。

交換ではなく、接着剤などによる補修も可能ですが、原因が経年劣化の場合は直した後も繰り返し発生する可能性が高いです。
そのため、交換のほうが後々安く済み、手間もかからない場合が多いでしょう。なお、雨樋の耐用年数は15~20年が目安です。

「雨樋の割れ」の修理方法

台風や大雪が去ったあとに雨樋の割れを発見した場合は、直前の風災による飛来物や、雪の重みが原因として考えられます。 業者に依頼し、破損した部分を交換・補修してもらいましょう。

また、風災などにより発生した修理費用の支払いには火災保険が使用できる場合がほとんどです。

前項と同様に経年劣化が原因の場合も考えられます。

「雨樋の傾き・歪み」の修理方法

[ 画像出典 1 2]

前項と同様の風災や雪災が原因と、支持金具の緩み・歪みによる原因が考えられます。 まずは業者を呼んで点検を受けてください。

風災・雪災が原因の場合は、雨樋の交換・補修の作業となります。支持金具に原因があった場合は、ネジ締めや金具の交換作業となります。

「雨樋の外れ」の修理方法

雨樋が金具から外れて落ちかけている場合は、支持金具の異常が考えられます。

雨樋が外れて完全に落ちてしまっている場合は経年劣化が疑われ、金具と雨樋パイプ両方の作業が発生すると思われます。 雨樋が外れている場合は、作業の緊急度が高いため、早めに修理業者と連絡をとりましょう。

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雨樋の修理料金の費用相場は?

雨樋の修理にかかる費用相場は、雨樋の補修で約1万~3万円、雨樋の塗装で約3万~5万円、雨樋の部分交換で約1万~10万円、雨樋全体の交換で約30万~70万円です。

高所での作業は、足場の設置が必須になることが多いです。足場代の費用相場は、15万円~20万円です。

外壁や屋根の塗装を考えている場合、雨樋の修理と一緒に行うことで足場代の費用を節約できます。

費用相場はあくまでも目安なので、複数の業者と比較すると良いでしょう。

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雨樋修理のまとめ

雨樋修理は症状によっては自分でもできますが、高所作業の場合は危険ですので業者に依頼しましょう。

複数の業者に相見積もりを依頼することで、比較することができ、希望に添った業者に出会いやすくなります。

以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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