ベランダの塗装はDIYでできる?メリット・デメリットや業者に頼む費用相場を解説!

  • 【更新日】2024-07-30
ベランダ・バルコニーの塗装

ベランダ(バルコニー)も、雨風や紫外線にさらされて劣化が起きる部分。しかし人から見えない部分でもあるので、できるだけ節約したい方の中には自分で防水塗装をしようかと検討する方も多いでしょう。

この記事では、ベランダ塗装の劣化症状別に「DIYできるかどうか」「DIYにした場合にどれくらい節約できるのか」について、説明していきます。

Point ・「トップコート」の塗りなおしであれば、DIYで問題ない
・DIYは節約にはなる。しかし、劣化状況次第ではプロに診断してもらうことを推奨
・下層まで損傷しているのに、放置すると長期的に雨漏り等に繋がる恐れがある

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ベランダ塗装はDIYできる?業者に頼むべき?

まず、ベランダの塗装は2層でできており、ベランダ下地の上に防水層、その上にトップコートという構造になっています。DIYでベランダの塗装をする場合は、この「トップコート」の塗りなおしであれば、お勧めできます。もしDIYで行うメリットが大きいと感じられる場合には、自身で塗装するのも良いでしょう。

DIYで塗装するメリット

  • 材料費と道具代だけで済み、費用の節約になる
  • 自分の都合に合わせて作業を進められるためスケジュールが柔軟
  • 自分のイメージ通りにすることができ、達成感も味わえる

DIYで塗装するデメリット

  • 防水や塗料の選び方、施工方法についての知識が必要
  • プロの業者と比較すると、仕上がりの品質が劣る場合がある
  • 高所での作業になるため、落下などの危険が伴う

ただし、防水層やベランダ下地の補修は、基本的に業者に依頼する方が得策です。何故かというと、「トップコート」の下の「防水層」は、FRP防水という加工をされていることが多く、このFRPの材料は、一般的には手に入れることも、使用することも困難だからです。

 

なお、防水層の劣化を防ぎ、なるべくベランダ塗装を長持ちさせたいのであれば、5年に1度くらいにはトップコートの塗りなおしをしたほうが良いと言われています。できれば亀裂や、剥がれを見つける前からお手入れしたいですね!

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「トップコート」の塗りなおしでメンテナンスOKな症状は?

この記事を見ている方の中には、「ベランダ塗装に亀裂や剥がれを発見したけれどどうしよう・・・」と思っている方もいるかもしれません。

ここからは、症状別に、トップコートの塗りなおしだけでOKな場合と、プロの業者に頼んだほうがいい場合をご説明します。

ベランダの劣化・5段階のレベル

レベル1:トップコートが色褪せてきたものの、亀裂や剥がれは見られない
レベル2:ところどころトップコートに小さな亀裂や剥がれがある
レベル3:トップコート全体が劣化して薄くなっている(防水層が見えてきている)
レベル4:トップコートが剥がれ、防水層にも損傷がある
レベル5:雨漏りする部分がある

大きく上の5段階で分けた場合、レベル1とレベル2の段階であれば、対策はトップコートの塗り直しでOKです!レベル3以上の損壊が見られる場合は、防水層もしくはベランダ下地から修理が必要になるので、業者に修理を依頼することをお勧めします!

もし損壊がひどいのにトップコートの対処で済ませてしまった場合、防水層やベランダ下地の劣化に蓋をして、見えないところでどんどん悪化させることになってしまいます。

ベランダ塗装をDIYするのは意外と大変…安く業者に施工してもらうには?

ここまでの説明でもある程度伝わっているかもしれませんが、実はベランダ塗装のDIYは非常に難易度の高い作業です。
せっかく道具を揃えて頑張っても、すぐに不具合が出てしまった……なんてことも珍しくないのはデメリットだと言えます。
そのため、できるだけDIYよりも専門業者に依頼するのがよいでしょう。

「でも、業者に依頼すると修理費用が高くなりそう……」

そんな不安をお持ちの方には、複数の業者で相見積もりをとることをおすすめします。
ベランダの塗装は、業者によって見積額が大きく変わります。
だからこそ、複数社で見積もりを比較して依頼先を決めることで、修理費用をおさえることができるのです。

一括見積もりサービスのヌリカエなら、全国2500社以上の加盟店の中から、リーズナブルな優良業者に絞ってご紹介することができます。
ご利用は完全無料なので、DIYでベランダを修理する前にまずは業者の見積もりを見てみませんか?

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ベランダ塗装DIYで費用はどれだけ安くなる?

もちろん、DIYに自信がない方や忙しい方、確かな仕上がりを求める方はトップコートの塗りなおしだけでも業者に依頼することができます。

ここでは、業者でトップコートの塗りなおしを依頼した場合と、DIYで行った場合の価格の差を、具体例を挙げてご紹介します。リアルな金額で比べるために、5㎡(3畳弱)のベランダの想定とします!

業者に施工してもらった場合の費用

トップコートの種類は、ポリエステル系とウレタン系があります。価格は業者によって様々ですが、1,700~2,500円/㎡ ほどが相場のようです。

5㎡のベランダでしたら、8,500~12,500円くらい、ということですね!業者に依頼するメリットとしては、汚れがひどい場合の高圧洗浄なども、プロの腕で行ってくれることです。追加費用がかかることもありますが、綺麗に仕上げたい人にはお勧めです。

自分で施工した場合の費用

ホームセンターや通販などで塗装用具を買う必要がありますね!お勧めのトップコートだと、以下のようなものがあります。

①日本特殊塗料
プルーフロンC-200専用トップコート

5㎡なので、0.7Lでいいですね!インターネットなどでも2,000円前後で売っています。

②アトムハウスペイント
水性防水塗料 遮熱トップコート グレー 1.5Kg

こちらも5㎡分の、1.5Kgで3,000円前後です。また、塗料のほかに以下の用具も必要です。だいたいの相場も合わせてご紹介します!

  • 塗装用ローラー:1500円程度
  • ハケ:100円程度
  • ビニール手袋:100円程度
  • バケツ:100円程度

塗装用ローラーさえしっかりしたものを買えば、あとは100均でも揃えられそうです!最低でも、これだけ用意すれば大丈夫でしょう。

DIYでトップコート塗装を行った場合、4,000円~5,000円で塗装ができそうです!

というとで、5㎡のベランダのトップコート塗装をDIYで行うと4,500~7,000円ほど節約できることがわかりました!もちろん、もっと広いベランダの場合は節約できる金額ももっと大きくなりますよ!(その分作業は大変になりますが。。。)

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ベランダ塗装を業者に依頼する場合のポイント

DIYをすればリフォーム業者に依頼するよりも確かに節約にはなりますが、初めてで不安という方や、トップコートだけでは処置が足りないという方は、リフォーム業者に施工を依頼しましょう。また、防水層のFRP素材も10年に1度は補修をするべきと言われています。その際にも業者に依頼すべきですね!

業者に依頼する場合にもいくつかポイントがあるのでご紹介します!

外壁塗装や屋上防水工事とセットでベランダ塗装を依頼する

外壁塗装で信頼できる業者を見つけられたのなら、その業者にベランダのことも相談するのが良いでしょう。まとめて工事ができたり、業者を探す手間も省けますね!外壁塗装は10年を目途に、FRP素材も10年を目途にメンテナンスをするのが良いので、同じタイミングにしておけば忘れずに済みそうです。

改めて業者を探す場合は複数社で検討しましょう

これは外壁塗装についても同様ですが、塗装業界は相場の分かりにくい業界です。

また、悪徳業者の被害に遭うケースもありますので、このような事態を避けるためにも、複数の業者に相談して、それぞれ「いくらで工事を行ってくれるのか」、「アフターケアはしっかりしてくれるのか」などをしっかり確認し、その中から一番信頼できると思った業者を選択するようにしましょう。

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ベランダ防水の主な工法

最後にベランダ防水の主な工法について簡単にご紹介します。DIYはせずとも、業者に依頼する際に役立つ知識となるはずです。

ウレタン防水

液体状のウレタン樹脂を塗布し、硬化させることでベランダ表面をコーティングする工法です。

・柔軟性があり、ひび割れに強い
・複雑な形状のベランダにも適用可能
・厚みの均一な施工が難しい
・定期的なメンテナンスが必要

FRP防水

ガラス繊維強化プラスチック(FRP)を使用してベランダ表面をコーティングする工法です。

・耐久性と耐摩耗性が高い
・継ぎ目がなく、一体成形で水漏れの心配が少ない
・硬化後は柔軟性が低く、振動に弱い
・施工費用が高め

塩ビシート防水

塩化ビニル樹脂製のシートをベランダの床面に貼り付ける工法です。

・施工が比較的簡単で速い
・防水性能が高く、長寿命
・下地の平滑性が求められる
・シートの継ぎ目からの漏水リスク

アスファルト防水

アスファルトを主成分とした防水層を形成する工法です。シート状のアスファルトを熱で溶かし、接着していきます。

・耐久性が高い
・過酷な環境にも耐える
・施工が複雑で専門的
・施工時の臭いが強い

シリコン防水

シリコン系の防水材を塗布する工法です。シリコンは弾性があり、紫外線に強い特徴を持ちます。

・紫外線に強く、耐久性が高い
・ひび割れに強い
・コストが高め
・特殊な施工技術が必要

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