吹き付け塗装って何?特徴や仕上がりについて写真付きで解説!

  • 【更新日】2024-10-16
吹き付け塗装って何?特徴や仕上がりについて写真付きで解説!

ご自宅の外壁塗装について調べている方のなかには、外壁が吹き付け塗装されているということを知った、という方も多いのではないでしょうか。

また「業者からは吹き付け塗装じゃなくてローラー塗装をおすすめされたけど、結局どの塗装方法がいいの?」と疑問を持たれている方も多いと思います。

そこで本記事では、吹き付け塗装がどのような塗装方法か、その特徴や仕上がりなどについて詳しくご紹介します。また、現在はローラー塗装の使用が主流である理由も紹介しておりますので、ご自宅を綺麗塗り替える際の参考になれば幸いです。

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吹き付け塗装とは

吹き付け塗装は、スプレーガンを使用して塗料を霧状にして壁面に吹き付ける工法です。主にモルタルの外壁にデザイン性をつける際に使用されます。そのため、サイディング外壁が主流の戸建てで吹き付け塗装が採用されることはあまりありません

また、吹き付け塗装は塗料が周囲に飛散しやすいことも、使用頻度が低くなっている理由の一つです。戸建ての塗装では、吹き付け塗装よりもローラー塗装が主流となっています。

 【吹き付け塗装の作業風景】
吹き付け塗装の様子

モルタル外壁への塗装について詳しく知りたい方は、下記の記事もあわせてご覧ください。
>> モルタル外壁をDIYでおしゃれに塗装!おすすめ塗料も紹介

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吹き付け塗装の特徴

吹き付け塗装の特徴は、主に下記の4つです。

吹き付け塗装の特徴
  1. 立体感を出せる
  2. 作業スピードが早い
  3. 塗料が周囲に飛び散りやすい
  4. 熟練した職人が少ない

吹き付け塗装は、他の方法とは違い凹凸のある立体感を表現しやすい点が特徴です。使う機械や空気の量、職人の加減によって細かい塗料の調整ができるため、他の塗装方法とは違って多彩な表現ができます

ローラー塗装などと違い作業スピードが早い点もメリットです。吹き付け塗装は広範囲に塗料を付着させることができるため、効率が良い方法となります。

しかし、吹き付け塗装は塗料を霧状にして飛ばすものです。そのため、風の強い日などは近隣の外壁や車などに塗料が付着してしまう可能性があります。塗料の飛散を防ぐため、足場や車、室外機などにはカバー(養生)がかけられますが、近隣に飛んでしまう可能性もゼロではありません。

また、近年では戸建てにおける吹き付け塗装の施工が減少しているため、熟練した職人の数も減っています。「吹き付け塗装の繊細な仕上がりがいい」と考えていても、業者によってはその実現が難しい場合もありますので注意が必要です。

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吹き付け塗装の仕上がり

吹き付け塗装における仕上がりでは、下記の4つが代表的です。

吹き付け塗装における仕上がり
  1. リシン
  2. スタッコ
  3. スキン
  4. 吹き付けタイル

それぞれの仕上がりについて、写真付きでご紹介します。

【リシン】
リシン仕上げ

画像出典:平井塗装

リシンは、吹き付け塗装のなかでも低価格な仕上げとなります。塗り替えも簡単にできるため、人気な仕上げの一つです。

 

【スタッコ】
スタッコ仕上げ

画像出典:株式会社ユタカプラス

スタッコは、吹き付け塗装のなかでも重厚感のある仕上げです。化粧漆喰とも呼ばれることもあります。

スタッコ仕上げについて詳しく知りたい方は、下記の記事もあわせてご覧ください。
>> スタッコ仕上げの基礎知識と特徴を徹底解説

【スキン】
スキン仕上げ

画像出典:平井塗装

スキン仕上げは、細かい石粒を散らしたような仕上げです。きめ細かいデザインのため、建物に重厚感や高級感を出すことができます

 

【吹き付けタイル】
吹き付けタイル仕上げ

画像出典:株式会社エースペイント

吹き付けタイルは、他と比べて耐久性が高い仕上げです。ひび割れに強く、防水性も高いことが特徴となります。

外壁のデザインでお悩みの方は、下記の記事が参考になりましたら幸いです。
>> 外壁のおしゃれなデザイン事例50選!個性・高級感あふれる写真いっぱい

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ローラーと吹き付けのどちらで塗装すべき?

ローラーでの塗装と吹き付け塗装のどちらかも選択できる場合、どちらを選べばよいのでしょうか?

吹き付け塗装は塗料の飛散があるため、住宅が多く密集する地域での施工は避けられがちになっています。

そのため、住宅の外壁の場合は「どうしても吹き付け塗装でしか表現できない模様を付けたい」という場合を除き、ローラー工法を選択しましょう。

塗料の飛散リスクに加え、近年ではローラー塗装でも吹き付け塗装と同程度のクオリティをもつ塗料も出てきています。また、サイディング外壁の場合はもともとのデザイン性が高いため、あえて吹き付け塗装を選択するメリットが少ないです。

住宅密集地での吹き付け塗装はクレームが発生しやすいことなどから、ローラー塗装しか行っていないという塗装業者もあります。

外壁塗装においては、特別な理由がない限りローラー塗装を選択する方が良いでしょう。

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まとめ

モルタル外壁での施工が多かった一昔前、吹き付け塗装はそのデザイン性の高さから人気の塗装方法でした。

しかし、近年はモルタル外壁の建物が減ったこと、塗料の飛散リスクへの懸念が強まったことからローラー塗装が主流となっています。

お住まいの家で吹き付け塗装がなされている場合でも、再塗装のときにはローラー塗装を採用するケースが多いです。

塗装の効果と必要性について詳しく知りたい方は、下記の記事もあわせてご覧ください。
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