「外壁塗装の助成金がもらえるって本当?」こんな疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。
特に、多くの広告や業者が「助成金で大幅に費用が削減できる」と言っているため、真実は何なのか気になるところです。
この記事では、外壁塗装の助成金についての疑問を解消し、詐欺に遭わないための対策もお伝えします。
外壁塗装で助成金がもらえるのは嘘ではありません
インターネット上の広告や業者からの営業でも、「助成金がもらえます」というフレーズを見かけることがありますが、これが真実なのか疑わしいと思う人も少なくありません。
結論からお伝えすると、外壁塗装に対する助成金制度は存在します。
しかし、どのような条件で、どれくらいの金額が支給されるのかは、制度によって異なるため、「条件に合致すれば助成金は確実にもらえる」と理解した方が正確です。
外壁塗装の助成金に関する広告は嘘が多い
外壁塗装の助成金についての広告や宣伝が増えていますが、その内容にはしばしば誇大広告や誤解を招く表現が含まれています。
誇大広告が多い
近年、外壁塗装の助成金に関する広告が増えていますが、その中には「全額助成!」や「ほぼ無料で外壁塗装!」などといった誇大広告も少なくありません。
確かに、助成金制度を上手に活用すれば大きな経済的負担を減らすことができますが、全額助成されるわけではないのが一般的です。
このような誇大広告に騙されると、後で予想以上の費用が発生する可能性があります。そのため、広告を鵜呑みにせず、しっかりとした情報収集と確認が必要です。
あたかも必ず利用できるような訴求をしている
外壁塗装の助成金は地域の自治体が設置している制度なのですが、すべての自治体に助成金を設けているわけではなく、助成金がある自治体とない自治体があります。助成金がない自治体に住んでいる方は、そもそも助成金を受け取ることはできません。
また、助成金は必ず利用できるようにも捉えられる広告を見ることがあると思いますが、実際には、所得制限や物件の状態、申請のタイミングなど多くの条件が絡むため、お住いの自治体に助成金があったとしても、必ず利用できるとは限りません。
例えば、予算が限られている自治体では、先着順で助成金が給付される場合もあります。また、一定の基準に適合しないと申請自体が通らないケースも多く、確実に利用できるわけではありません。
外壁塗装の詐欺にあわないためには
誤解を招く助成金の広告のみならず、外壁塗装では業者による詐欺が行われることもあります。
ここからは、そのような詐欺を防止するための具体的な方法をご紹介します。
助成金が本当にあるか調べる
先ほども少しお伝えした通り、外壁塗装の助成金は自治体が設置している制度で、助成金がある自治体とない自治体があります。
まずは、自分の住んでいる自治体に助成金があるかどうか自分で調べてみましょう。
もし助成金があった場合は、現在制度は受付期間内か、外壁塗装工事でも利用することができるかまでチェックしておくと、業者とより対等に議論が行えるようになるはずです。
外壁塗装の助成金情報は、一般社団法人住宅リフォーム推進協議会というサイトで検索することができます。
当サイトでも、全国の自治体の助成金の有無を一覧形式でご紹介していますので、参考にしてください。
口コミやホームページを検索する
インターネットを使って、口コミやホームページを検索しましょう。
まずは、会社名・所在地・代表者名・資本金・事業内容・プライバシーポリシーといった、正当に営業をしている企業であれば、当たり前に公開しているはずの情報が掲載されているか確認してください。
またホームページ上で、その業者がどんな資格を持っているか、どんな体制で工事を行うかチェックすることも重要です。
信頼できる資格として、一級塗装技能士という資格がありますが、これは塗装業に関する実務経験が7年以上ないと受験することすらできない国家資格です。
外壁塗装の工事体制として、自社施工を行う業者では、中間マージンが発生しない分費用を抑えることができ、施主の希望が職人さんに伝わりやすくなるメリットもあります。
一口に塗装業者といってもその営業体制は企業によって大きく異なるため、口コミやホームページをしっかりチェックしましょう。
相見積もりを取る
相見積もりを取って、複数の業者とコンタクトを取りましょう。
外壁塗装は詐欺やトラブルが起こる業界ですが、全ての業者が悪徳業者だというわけではありません。
コンタクトを取る業者が増えれば増えるほど、必然的に優良業者と出会える可能性も高くなります。
また、外壁塗装は発注する業者によって工事内容が大きく変わることも珍しくありません。
提案された工事金額や工事内容が、施主にベストな選択肢かどうかを判断するのは素人の方では困難です。
しかし相見積もりを取れば、工事金額や工事内容の妥当性を吟味することができるようになります。
必ず一社ではなく、複数の業者から相見積もりを取るようにしましょう。
大幅な値引きを信用しない
最後に、大幅な値引きは信用しないようにしてください。
外壁塗装は、必要な工程を省略したり、塗料を薄めたり、見積もりとは違った材料を使うといった手抜き工事を行うことで、いくらでもコストを圧縮できる工事です。
このような、手抜き工事なしでは大幅な値引きはできません。
「キャンペーン価格です」「今即決すればこちらの価格で工事をします」といったように、初めから相場とはかけ離れた費用を提示してきたり、あまりにも安い金額が記載されたチラシには注意しましょう。
安くて質の高い工事をしてくれる業者もいますが、大幅な値引きは基本的には信用しないでください。
そもそも外壁塗装の助成金とは?
外壁塗装に助成金があることはわかったけど、そもそも外壁塗装の助成金とはどんな制度なのか気になる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
ここからは、外壁塗装の助成金とはどんな制度なのか、簡単に解説します。
地域の自治体が設けている制度
外壁塗装の助成金は、地域の自治体が設けている制度です。多くの地域では、老朽化した住宅のリフォームにかかる費用を軽減する助成金制度が存在します。
外壁塗装の助成金の運用主体は、「自治体」であるため、具体的な支給条件や支給金額は、お住いの地域の自治体によって大きく異なります。
すべての自治体に助成金があるわけではない
残念ながら、すべての自治体で外壁塗装の助成金が用意されているわけではありません。
そのため、まずは住んでいる地域の自治体のホームページや窓口で、助成金について確認することが大切です。
制度があったとしても申請が通らないことがある
助成金制度がある場合でも、すべての申請が通るわけではありません。
多くの場合、一定の基準に適合していなければ、申請は却下されます。
例としては、所得制限がある、物件が一定以上の古さである必要がある、といった条件があります。また、助成金の予算は限られており、先着順や抽選となる場合もあります。そのため、計画的に申請する必要があります。
また、ある地域に助成金制度が存在する場合でも、申請に必要な条件や対象となる塗料、工事業者が限定されていることも多いです。
例えば、地域によっては環境に優しい塗料を使用すること、指定された工事業者に依頼することなどが条件とされている場合があります。
まとめ
外壁塗装の助成金に関する情報は多くの誤解や誇大広告が存在しますが、それだけでなく詐欺のリスクもあります。
重要なのは、信頼性のある情報源からしっかりと確認し、自分がどの程度助成金を受けられるのか、またそのために何をすべきかを明確にすることです。
特に、自治体の公式情報を確認する、条件に当てはまるか確認する、助成金がどれくらいであるか計算する、といったステップを踏むことで、安心して外壁塗装を行えるでしょう。


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