瓦に塗装って必要?塗装にかかる費用や注意点も解説

  • 【更新日】2024-12-24
瓦に塗装って必要?塗装にかかる費用や注意点も解説

瓦には塗装による補修が必要なのか、疑問に感じている方もいらっしゃるでしょう。

結論、瓦の塗装は基本的に必要ありません。ただしセメントやコンクリートで作られている瓦等は、長持ちさせるために塗装が必要です。

本記事では、瓦の塗装の必要性、瓦の塗装にかかる費用、瓦を塗装する場合の注意点などを解説しています。

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瓦の塗装の必要性【種類別】

瓦の塗装は、基本的に不要です。

塗装が必要かどうかは、瓦の種類によって異なります。

粘土系瓦の場合

粘土瓦

出典:南大阪ペイントセンター

粘度系の瓦には、日本瓦、和瓦、洋瓦等の複数の種類があります。

粘度系の瓦は陶器のような素材で、防水性や耐久性に優れているため、塗装の必要がありません

さらに風雨によるダメージを受けても機能を維持できるため、他の屋根材と比較しても耐用年数が長いです。

古い日本家屋、日本建築の城や、神社や寺の屋根によく使われています

セメント・コンクリート系瓦の場合

セメント瓦のイメージ

一方でセメント・コンクリート系で造られている瓦は、塗り替えが必要です。

セメント瓦・モニエル瓦は、吸水すると素材が脆くなる性質があります。

そこで塗膜で防水性を長く保つため、塗装によるメンテナンスが欠かせません

セメント瓦かモニエル瓦を見分けるポイントは、小口部分。小口部分にスラリー層が付着しており凹凸がある場合には、モニエル瓦となります。

金属瓦の場合

金属瓦

出典:NSプロスチール建材株式会社

金属瓦も15年~20年程度で塗り替えが必要です。

金属は防水性が高く。水が染み込む心配は少ないでしょう。

しかし金属のため、サビの発生は避けられません。

放置すると穴があく可能性もあるため、塗装は定期的に行ってください。

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瓦の塗装にかかる費用

瓦の塗装にかかる費用は、30坪で60~80万円程度、外壁塗装も一緒に行う場合は110~160万円程度が相場です。

費用は、使用する塗料の種類屋根の劣化具合によって異なります。

瓦の塗装には、専用の塗料を使う必要があります。そのため、信頼できる業者に依頼しましょう。

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瓦を塗装する具体例

瓦屋根のことを、昔から瓦と言っています、無機質の材料として、半永久使用できる屋根として理想的な瓦だと言われています。
無機質の材質なので、塗装工事をしなくてもいいようなイメージを持っている人もいると思いますが、瓦の塗装をすることがメリットになります。これから塗装をする具体例を紹介して行きます。

衝撃による欠損を補修すること

瓦は、動きやすく衝撃に対して弱い点が、デメリットですが、瓦が左右に動いてしまったことで起きてしまった欠損部分の塗装をすれば防水にもなりますし、メンテナンスをすることが出来ます。

ヒビ等で起きた軽度な欠損ならば、塗装することによって塗膜を吹きつけることで非常に簡単に補修することができます

瓦自体が色あせてしまい色合いの不具合が起きた場合

瓦は半永久的な素材ですので、瓦の塗装をしなくても素材的な劣化はありません
ところが時間が経過すれば色あせだけは残念ながら起きてしまいます。
さらに経年劣化によって色合いがどんどん悪くなっていきますので、古さが際立ってしまうこともあります。
そこで、定期的に塗装工事をすることで、高級な瓦の雰囲気を、見た目でより高級感を引きだすことも可能になります。
瓦は、いぶし銀という感じを好まれる方もいますが、瓦自体を定期的に塗装することで、見た目も素晴らしい色合いの、しっとりとしたいぶし銀の補修効果を発揮させることも可能になります。

カラーバリエーションが少ない瓦を理想の色に変更できるか

瓦自身のカラーバリエーションは、とても少ないので、見た目も地味に見えるものです。
そこで、瓦の塗装をすることで好きな色に変化させることが出来るので、好きな色の瓦に変化させることができ、理想とした外観にすることが出来ます。

自分の好きな色に塗装することで、和風の建物だけではなく洋風の建築物にも瓦を使うことが可能になります。
このように、瓦の塗装をすることで様々なメリットがあります。
瓦屋根を塗装する必要はないと言われていますが、このように塗装をする事で見た目も良くなり、素晴らしい瓦屋根をキープすることにも繋がります。瓦の屋根も塗装は必要で、塗装することを検討してください。

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瓦を塗装する場合の注意点

瓦を塗装する最大のメリットは、瓦の交換などの、他の瓦工事やメンテナンスをする手法よりも安い単価で工事ができることです。
塗装以外のメンテナンス方法を選択した場合は、屋根材の葺き替え方法があります。現在の屋根をあと20年以上継続して使いたい、という希望があるのであれば、葺き替え工法がお勧めです。

ただし、この工事方法では工事代が数百万円以上と高額になってしまうのがデメリットですが、とりあえず10年程度持たせたいという方には、塗装で工事する方法の方がお勧めできます。

更に、屋根の補修やメンテナンスをする方法として、屋根材に、既存瓦の上から被せる工事方法で、カバー工法と言う方法もありますが、瓦の場合は工事できません

そこで補修メンテナンスの方法は、塗装か葺き替えの2つから選ぶ必要があり注意が必要になります。

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まとめ

瓦に塗装が必要かどうかは瓦の種類によって異なります。

耐久性のある洋瓦や粘度計の瓦には塗装は不要です。一方でセメントやコンクリートの瓦には、塗装によるメンテナンスが欠かせません

瓦の塗装は専用の塗料が必要になるので、業者に依頼するようにしましょう。