雨がうるさい原因は?雨音対策とストレス軽減法

  • 【更新日】2022-02-28
雨がうるさい原因は?雨音対策とストレス軽減法

家の中でゆっくり過ごしたいときに雨のザーザー、カンカンという音が気になってくることがありませんか?雨の音は一度気になるとかなり耳に響くようになってきます。雨の音が気になりすぎて睡眠の質が落ちてしまったりすることもあるでしょう。本記事では雨がうるさいと感じる原因と効果的な対策をご紹介します。

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雨がうるさいと感じる原因

雨がうるさいと感じる原因として、屋根材や建具、建物自体に原因があり、雨音を響かせてしまっている可能性があります。まずは、どのようなものが雨の音を響かせているのか把握しておきましょう。

トタン屋根のような金属屋根

トタン屋根のような金属屋根は薄くて軽く、その施工しやすい特徴から、多くの家で普及した屋根です。新築時に屋根の軽量化、耐震面からトタン屋根を選ばれた方もいらっしゃるでしょう。

しかしその材質の特性上、音の反響が大きく出てしまいます。大雨が降った際には、まるで家全体で楽器が鳴っているかのような騒音がでることもあります。

ベランダの屋根のポリカーボネート

ベランダやテラスの屋根に用いられている素材はポリカーボネートが多いです。紫外線や温度差に強く、耐久性も高いのが特徴ですが、薄く軽い素材なため音が響きやすくなっています

雨樋(あまどい)

急に雨がうるさいと感じるようになった場合、雨樋の詰まりや破損も原因として考えられます。本来、雨樋は屋根に降った雨水をまとめて管に伝わらせて排水をします。仮に雨樋が詰まっていたり破損していたりすると、その役割を果たせず雨水があふれてしまいます

このようにして勢いよく下に落ちた雨水の音が、地面や庇、1階の屋根、音がつわりやすいベランダの床などに当たり、騒音の原因になっている可能性があります。

また雨樋の詰まりや破損は、雨の音を響かせるだけではなく外壁などの劣化も早めてしまいます。原因が雨樋だと気づいたら、早急に修繕を行いましょう。

庇(ひさし)

雨よけのためにある庇が、騒音の原因 になっている可能性もあります。庇の材質には「アルミニウム」「ポリカーボネート」「ガラス」「木材・金属」の4種類が主に使われています。

古い住宅の場合は金属製のものが多く、材質上雨があたると大きな音が出ます。また、デザイン性の高い戸建てが増えていることから、建物の構造上、庇に雨があたりやすくなっている可能性もあるでしょう。

換気口やフード

雨がうるさい、もしくは雨音が伝わってしまう原因の1つに換気口によるものも考えられます。

住宅には換気するための通風口が複数ありますが、風の通り道である換気口から雨風の音が室内に伝わっている可能性もあります。また換気口に着けられたフードに雨があたることで、雨音による騒音にもなります。

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リフォームで行う、雨がうるさい場合の対策方法

上記で雨がうるさいと感じる原因について解説しましたが、その原因や場所によって解決方法や対策は様々です。以下では、うるさい雨音を軽減させるための方法について詳しく解説していきます。

静音シートなどを貼る

庇が雨の音を大きくしている場合、静音シートや人工芝などを貼ると効果的です。​​クッションの役割を果たし、激しく感じる雨音を和らげてくれます

雨樋に破損がないか確認し、補修する

ある日急に雨がうるさいと感じるようになった場合、雨樋に破損、もしくは詰まりが起きている可能性があります。そのためまずは雨樋の状態を確認しましょう。家周辺に木などがある場合、落ち葉やゴミなどが雨樋に挟まっている可能性もあります。

なお、詰まりを今後起こさないように、落ち葉ネットなどを雨樋にかけると詰まりにくくなります

また雨樋にひび割れなどが起きている場合は部品の取り替えがおすすめです。ひび割れ修正はあくまでも応急処置のため、再度不具合が起きてしまう可能性もあります。

雨樋はパーツに分けられているため、部品のみの取り替えだけで済む場合もあります。ただしこれらは高所による作業となるため、転落には注意しておきましょう

下地を入れる

屋根裏に下地を入れて雨の音を軽減する方法 もあります。下地とは、主に断熱材のことを指します。断熱材は建物の断熱性を上げるためのものですが、それ以外に音や振動を吸収する効果もあります。

そのため、断熱材を入れることによって雨の音が気にならなくなるのです。

また、すでに断熱材を入れている場合でも新しいものと入れ替えることで効果が上がることがあります。

ただし、騒音の原因が屋根でない場合には効果はありませんので、その場合には他の場所の改善が必要になるでしょう。

屋根の葺き替え・重ね葺き

金属屋根の雨音を抑えるには、屋根の葺き替えや重ね葺きなどのリフォームが有効的です。

葺き替えは別の屋根材に葺き替えるので多少費用はかかりますが、一度替えてしまえばメンテナンスの必要なく音も抑えられます。

なお、金属屋根は錆びやすく、定期的なメンテナンスが必要なため、メンテナンス代のランニングコストを踏まえると結果的に安く済む場合もあります。

重ね葺きは現在の屋根材の上に新しい屋根材を重ねる修繕方法です。屋根が二重になることで防音・断熱効果を上げることができます。葺き替えよりも費用を格段に抑えられるため、短期で修繕したい場合にはおすすめです。

ただし、二重になっている分、屋根のリフォームを行う場合や雨漏りの調査などにおいて、費用が高くなってしまう可能性があります。現在の屋根の状態や費用面を考慮して屋根の葺き替え・重ね葺きどちらが良いかを選ぶと良いでしょう。

ベランダの屋根素材を変える

ベランダについては使用されている屋根のポリカーボネートを厚手のものに変えるという方法があります。

またベランダやテラスの屋根については配置や角度を変えることで改善されることがあります。屋根の素材である、ポリカーボネートには採光性や耐久性が重視されたものなど、複数の種類があります。

ベランダのリフォームを考えている方は、これを機に屋根の素材についても見直してみてはいかがでしょうか?

防音塗装

外壁・屋根の塗装も防音対策のひとつ です。防音・遮音性のある塗料を塗ることで、音の振動をある程度防ぐことができます

また防音効果だけでなく、遮熱やサビなどを改善できる場合もあるため、家の外観はもちろん、耐久性の維持としても役立ちます。

ただし、塗装は経年劣化で徐々に剥がれていき、10年に一度を目安にの塗り直しを行う必要があります。塗装したばかりであれば防音効果も見込めますが、剥がれていくと同時に防音効果も落ちていくことは理解しておかなければいけません。

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すぐに実践できる、雨がうるさい場合の対策方法

金銭的な理由で上記のような大がかりな工事がすぐにはできない、あるいは戸建てに住んでいないという方に向けて、すぐに実践できる雨音の解消方法もご紹介します。

耳栓をする

耳栓をして、雨の音のみならず周りの音をシャットアウトしましょう。現在は睡眠の質を上げるために改良された耳栓が多数あり、睡眠用の耳栓をすることで雨の音にストレスを感じることなく安眠を確保することができます

また、睡眠用の耳栓はただ音を遮るだけでなく、遮音性・つけ心地・外れにくさにこだわって作られています。そのため耳栓を長時間つけることで感じる違和感や痛みを限りなく減らすことができます

防音カーテンに替える

雨が雨戸などに当たる ことで、雨音がよりうるさくなっている可能性があります。特に台風被害の多い地域では強い風と共に、雨が打ちつけられ、生活を送る上で支障となります。

また数十センチの厚さを持つ壁とは違い、窓は数センチと薄いです。そのため、窓に打ちつけられる雨音はとても伝わりやすくなっています

窓の近くにベッドを置いている方は雨音を感じやすいでしょう。このような場合、防音効果のあるカーテンに替えてみるのがおすすめです。防音カーテンにすることで、雨だけでなく外から聞こえる騒音も遮音することができます

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異変を感じたら雨漏りの可能性も疑う

小雨や雨が降っていないにも関わらず、雨の音や水が滴るような音、もしくは水が床に落ちているような音が聞こえる場合、雨漏りが発生している可能性があります。

雨の音が聞こえるような状態だと、既に雨漏りが進行している場合があります。そのままにしてしまうとカビやシロアリが発生し、大規模な修繕が必要になります。

雨漏りは屋根や外壁のヒビ、サッシの枠、給排水管などさまざまな場所から発生します。雨の音は気になるが原因がわからない、音の聞こえる場所がいつもと違うなど、少しでも違和感を感じる場合は、そのままにせず、すぐに専門業者に調査を依頼するようにしましょう。

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うるさい雨音の対策を取り家時間を快適に過ごそう

雨音がうるさくとも、原因さえ分かれば、改善することは十分に可能です。費用がかかるものばかりでなく、工夫して安価に抑えられるものもあります。

また、きっかけは雨の音でも、リフォームなどによって対策を行うことで、断熱性が上がったり、耐久性が上がったりと数々のメリットを享受できます。予算などを踏まえ、お家の見直しをしてみてはいかがでしょうか。

なおリフォーム業者をお探しの際は、ぜひ「ヌリカエ」をご活用ください。専門アドバイザーがお客様1人ひとりに寄り添って、リフォームに関するアドバイスや業者のご紹介をしています。無料相談も行っていますので、お気軽にご相談ください。