屋根の雨漏り修理は業者依頼がベスト！応急処置の方法と費用相場を解説

屋根の雨漏りは突然の大雨や台風の影響で発生することが多く、住宅の耐久性や居住環境に大きな影響を与えます。

本記事では、屋根の雨漏りが発生した際の業者へ依頼する重要性から、修理費用の相場、応急処置の方法、信頼できる業者の選び方を解説します。

監修者：外壁劣化診断士 小林 成光 600件以上の現地調査を実施する過程で得た専門性を生かし、日本発のネット見積もりシステムでビジネスモデル特許を取得。ヌリカエにて、外装工事の専門家として、顧客・加盟企業のサポート・コラムの監修に従事。 ▼略歴・プロフィール 「監修者｜小林 成光（株式会社Speee）」

屋根の雨漏りが発生したらすぐに業者に修理を依頼すべき理由

屋根の雨漏りを見つけたら、すぐに業者へ依頼することが大切です。

雨漏りを放置してしまうと、住宅の内部に深刻なダメージが発生し、修理費用が高額になってしまう恐れがあるためです。

屋根の雨漏りをDIYで修理しようとする人もいますが、きちんとした知識がないと状況を悪化させてしまうことにもつながります。

たとえば防水シートの貼り方を間違えたり、適さない防水剤を使用したりすると、かえって雨水が入り込みやすくなってしまいます。

• 屋根に上ると落下事故の危険性もあります。
  

一方、業者に依頼することで適切な修理方法によって早期の対応が可能です。

台風シーズンや梅雨の時期じゃ修理依頼が殺到することも少なくないため、早めの相談を心がけましょう。

雨漏りの主な原因とは？

雨漏りの主な原因は「自然災害」「経年劣化」「施工不良・メンテナンス不足」の3点です。

台風シーズン[は瓦が飛ばされたり、屋根の隙間から水が入り込んでしまうケースが多発します。

また、強風で飛んできた枝やゴミが屋根にぶつかり、破損することも少なくありません。

長年使用している屋根は、紫外線や雨風の影響で防水性能が低下します。

適切なメンテナンスを施さなければ、小さなひび割れから雨水が侵入してしまい、大きな雨漏りへと発展してしまいます。

新築やリフォームの際の施工ミスが原因で、雨漏りが発生するケースも多くあります。

• こうした問題を発生させないためには、定期的な点検を行い、劣化が進む前に修理することが大切です。
  

雨漏りを放置した場合のリスク

雨漏りを放置すると、住宅の寿命が縮まり、最悪の場合は大規模なリフォームが必要になります。

具体的には「住宅の構造材の腐食」「カビの発生」「修理費用の長期的な増大」の3点です。

屋根の雨漏り修理を業者に依頼した場合の費用相場

屋根の雨漏り修理の費用は、修理箇所・被害の範囲・施工方法・使用材料などによって大きく変動します。

とくに屋根全体の修繕が必要な場合と部分的な補修で済む場合では、費用に大きな差が生じます。

＜修理方法別の費用相場＞

修理費用の算出基準

修理費用は雨漏りの原因・修理の規模・施工方法や使用材料の３つの要素によって決まります。

雨漏りの原因

• 雨漏りの発生個所によって修理方法が異なるため、費用も変わってきます。
  

修理の規模

被害が軽度であれば、部分的な修理のみで対応することもありますが、被害が大きい場合には屋根全体の改修が必要になるため、費用が大幅に増えてしまいます。

施工方法と使用材料

• 施工方法や使用する屋根材の種類によっても、費用は変動します。
  

屋根の修理

• 屋根の修理費用は、被害の大きさと施工方法によって異なります。
  

天井の修理

天井に雨染みや剥がれが生じた場合、早めに修理しないとカビの発生や構造材の腐食につながるため注意が必要です。

ベランダ・バルコニーの修理

• ベランダやバルコニーの雨漏りは、排水不良や防水層の劣化が主な原因です。
  

窓サッシ・天窓の修理

• 窓や天窓の雨漏りは、シーリング（防水材）の劣化 が主な原因です。
  

信頼できる業者を見極め、トラブルを回避する方法

屋根の雨漏り修理を依頼する際、信頼できる業者を選ぶことが重要です。

また、見た目だけ修理したように見せかけ、数ヶ月後に再び雨漏りが発生するケースも少なくありません。

• 近年では高齢者を狙った悪質リフォームの被害が全国で発生しています。
  

信頼できる業者の特徴

信頼できる業者の特徴として「口コミや評判が良い」「適正な見積もりを出してくれる」「アフターサポートや保証制度がある」などが挙げられます。

口コミや評判が良い（実際の利用者の声を確認）

実際にその業者を利用した人の口コミや評判を確認することで、業者の対応や施工の質を把握できます。

なお、口コミは業者選びの参考になりますが、業者が自作自演で良い口コミを投稿しているケースも存在します。

そのため複数サイトで口コミを比較し、信ぴょう性を確かめることが大切です。

適正な見積もりを出してくれる

きちんとした業者であれば、修理にかかる費用を正確に見積もり、詳細な内訳を提示してくれます。

• 以下のようなポイントを確認しましょう。
  

加えて、見積もりを依頼した際の対応も重要です。

適正な見積もりを出す業者は、現地調査をしっかり行い、家の状況に合った修理方法を提案してくれるため、対応についてもきちんと確認するとよいでしょう。

アフターサポートや保証制度がある

修理後のアフターサポートや保証制度があるかどうかもポイントです。

雨漏り修理後に不具合が発生した際、保証制度がある業者なら迅速に対応してもらえます。

• 業者選びでは、口コミ・見積もり・保証制度をしっかり確認し、信頼できる業者かを確認しましょう。
  

悪質業者の見分け方

優良業者を選ぶのと同様に悪質業者に引っかからないことも大切です。

悪質業者の特徴として「極端に安い見積もりを提示する」「契約を急かす、詳細な説明をしない」「会社情報が曖昧、所在地がはっきりしない」の3点が挙げられます。

極端に安い見積もりを提示する

悪質業者は相場より大幅に安い見積もりを提示し、契約を取ろうとしてきます。

さらに工事が始まってから追加料金を請求したり、手抜き工事をしたりするケースも少なくないため、注意が必要です。

• 事前に相場を把握しておき、複数の業者から相見積もりを取ることで極端に安い業者に依頼することは避けられます。
  

契約を急かす、詳細な説明をしない

悪質業者は顧客が冷静に判断する時間を与えず、契約を即決させようとしてきます。

たとえば以下のように迫られた場合は、悪質業者の可能性が高くなります。

• 甘い言葉に惑わされず、複数の業者の見積もりをきちんと比較することが大切です。
  

会社情報が曖昧、所在地がはっきりしない

業者の会社情報を確認することで、信頼性を見極めことも可能です。

• 名刺に記載されている住所や会社名を検索して所在地を確認することがおすすめです。
  

業者選びで失敗しないためのポイント

信頼できる業者を選ぶためには、「必ず複数の業者から見積もりを取る」「契約前に口コミや評判を確認する」「不明点は納得するまでか質問する」の3つのポイントを押さえておくことが重要です。

必ず複数の業者から見積もりを取る

最初の１社から見積もりだけで即決をせず、必ず複数の業者から見積もりを取ることが大切です。

複数の業者から見積もりを取ることのメリットは以下の通りです。

• 最低でも3社以上の会社から見積もりを取得して比較しましょう。
  

契約前に口コミや評判を確認する

事前に比較する業者ごとの口コミを確認しましょう。良い口コミに加えて悪い口コミがあれば、あわせて確認することが大切です。

「施工が丁寧だった」「対応が親切だった」のような良い口コミがあるか、「追加料金をあとから請求された」のような悪い口コミがないかもチェックしましょう。

• できれば地元の業者に依頼し、口コミや評判は適しているかを確認しましょう。
  

不明点は納得するまで質問する

契約前に疑問点がある部分は必ず納得いくまで質問をしてください。

• 質問に真摯に答えてくれる業者は優良業者の可能性が高まりますし、トラブルを未然に防ぐことにもつながります。
  

業者到着までにできる応急処置の方法

雨漏りが発生した際、すぐに修理業者を手配しても、到着までに時間がかかることがあります。

その間に適切な応急処置を行えば、室内の被害を最小限に抑え、修理費用の増大を防ぐことにもつながります。

応急処置には、大きく分けて「室内の対策」 と「屋外の対策」 の2つにわけられます。

室内の対策：雨水を受け止める

室内の対策としては、雨水を受け止め室内に侵入してきた水が広がらないようにすることが大切です。

• 室内に水が広がってしまうと、対応範囲も広がってしまうため、少しでも早く対応しましょう。
  

屋外の対策：水の侵入を防ぐ

屋外の対策として、屋根や外壁からの水の侵入を一時的に防ぐことを目的に行います。

• 応急処置をする際は、安全に十分に配慮して事故につながらないようにすることが大切です。
  

屋根の雨漏りが起こった際に絶対に避けるべきNG行動

雨漏りの応急処置を行う際、誤った対応をとってしまうと、事故や被害拡大につながってしまいます。

とくに「屋根に登る」「自己流で防水材を塗る」「応急処置のみの対応をする」などは絶対に避けましょう。

屋根に登る（落下の危険性）

雨漏りの原因を確認しようと、自分で屋根に登るのは非常に危険な行動です。

以下のようなリスクがあるため、絶対に避けるようにしてください。

• 屋根の点検が必要な場合は、必ず専門業者に依頼してください。
  

自己流で防水材を塗る（悪化の可能性）

自己判断によるリスクは以下の通りです。

応急処置だけで修理を放置する

応急処置のみで一時的に雨漏りを防止しただけだと、以下のようなリスクが伴います。

• 応急処置は一時的な対応のため、根本的な修理を行う必要があることを理解しておきましょう。
  

屋根の雨漏り修理についてまとめ

修理費用は修理箇所や被害の状況によって異なるため、相場を把握し、相見積もりをとり、適切な業者を選ぶことで適正な価格で修理ができます。

業者が到着するまでの間は、応急処置を行い、被害の拡大を防ぐことも忘れずに行いましょう。

• ヌリカエを利用すると複数の業者から簡単に相見積もりを取得できます。ぜひ、活用して早急な対応につなげてみてください。